焼き肉の定番メニューである牛タン!牛タンの基礎知識を分かりやすく解説

当サイトでは焼き肉の定番メニューである、牛タンの基礎知識を分かりやすく解説しています。
焼いて美味しい牛のタンについて詳しくなりたい人にお勧めのサイトです。
日本における牛のタンの消費状況に関してもご紹介しています。
どの程度食べられているのかを知りたい場合に役立つかもしれません。
さらに日本での牛のタンの代表的な食べ方もご紹介しています。
それぞれ魅力のある様々な調理法があるので、好みの食べ方が見つかるでしょう。
焼き肉の定番メニューである牛タン!牛タンの基礎知識を分かりやすく解説
様々な食べ方があり美味しい牛タンについて基本から押さえておきたい、という人もいるのではないでしょうか。
牛タンは牛の舌のことで、たんぱく質やビタミンBなどの様々な栄養素が含まれています。
豚タンよりも柔らかく濃厚な味わいとなっているのが特徴です。
牛タンは網焼きにしたり、タンシチューや角煮にしたりするなど様々な調理方法で食されています。
仙台が有名で、牛タン焼きはこの地域の和食料理人が作り始めたことから広まった歴史があります。
そもそも牛タンってどこの部位なの?
焼肉でも牛タンは栄養も豊富で適度に厚みもあり、こりこりとして食感を楽しむことができます。
加熱して食べることが多くなっていますが、新鮮なものは刺身としても楽しめます。
幅広い世代に人気がありますが、牛のどの部位なのかをよく知らないという人もいます。
牛タンは、牛の舌です。
牛一頭からは1キロ程度しか取れないこともあり、希少な部部分でもあります。
脂肪分は少なめですが、カロリーは意外と高くなっています。
牛タンも部分によって違う特徴があり、それぞれ向いている調理方法も変わってきます。
タン元は舌の付け根の部分で柔らかく脂も乗っています。
タン先は舌の先の部分で特によく動かすところです。
それゆえ、固く臭みが強い傾向にあります。
焼肉というよりも、シチューなどの煮込み料理に向いています。
さらに、タン中はタン元とタン先の間にある部位で、適度に脂も乗っており焼肉に向いています。
牛タンも様々な部分に分かれており、それぞれ柔らかさや味わいなども違ってきます。
牛タンは旧石器時代から食べられていた
仙台名物の牛タンステーキは戦後に生まれましたが、人類は旧石器時代から牛タンを食べていたと考えられています。
狩猟生活を主であった旧石器時代は、野生動物を狩る生活をしていました。
対象となる動物は、人間の狩りによって数を減らしていたナウマンゾウのような大型動物から牛やシカ、イノシシといった中型動物へと移行していきます。
獲物となった中型動物の肩ロースやもも肉といった一般的な部位だけでなく、内蔵や脊髄、舌や脳にいたるまで余すことなく食べられていたと考えられており、当時の人類にとって貴重なタンパク源でした。
牛タン料理は中世フランスでも親しまれていました。
ルイ12世の頃には「領内でとれた牛の舌は、全て領主に帰属する」という法律まで存在しており、舌の肥えたフランス貴族にとっても珍味だったようです。
人類と牛タンの関係は古から続いていて、現在では様々なカット方法や調理方法などを用いた人気料理として親しまれています。
牛タンが特産物の地域を見ていこう
牛タン焼きは宮城県仙台市発祥の料理だと言われています。
適度な弾力と旨味が人気で、多くの焼肉店で食べることが可能です。
素材の牛タンを特産物としている地域は全国にあります。
まず滋賀県の近江牛が有名であり、極上の牛タンを生産しています。
美味しい肉になる理由は鈴鹿山脈から流れる水と、肥沃な土壌で生産された飼料だと言います。
霜降りの肉が多く、黒毛和種を近江牛と呼んでいます。
三重県の松阪市とその近郊も有名です。
このエリアで生産される黒毛和種かつ未経産のメスは松阪牛と呼ばれ、芸術品と呼ばれることもあります。
名乗ることができるのは22市町村だけとなっており、格付けも行われています。
最後に岐阜県の飛騨地方です。
このエリアの黒毛和牛は飛騨牛と呼ばれ全国的に人気です。
こちらも黒毛和種であり、岐阜県で14ヵ月以上飼育されていなければなりません。
肉質等級と歩留等級が低いものは飛騨和牛と区別されます。
新鮮な霜降り肉は握り寿司にされることもあります。
牛タンは海外でも人気メニューなの?
日本では焼肉の定番メニューの1つである牛タンですが、海外ではあまり食べられていないことを知っている人は非常に少ないです。
一部の国では牛タンは捨てられてしまう部位であり、その理由の1つが牛の舌なので見た目が奇妙に感じられたり、舌先は非常に硬いため食べるものではないと判断されてしまうことが原因とされます。
牛肉自体は海外で日本以上に食べられている特徴がありますが、牛の舌だけは抵抗感を感じる外国人の方は多く、日本旅行に来たときに焼肉や洋食屋できちんと下処理された臭みのない牛タンを食べて魅了されてしまう人も少なくありません。
似たような食文化を持っている韓国でも、牛タンはクッパに少量入る程度で焼肉をする際に食す部位ではないので、日本に来て驚くという方がいるほどです。
焼肉では牛のあらゆる部位をしっかり調理する文化があったからこそ、肉を無駄にせずに命をいただくという考えから、臭みや硬い肉質も適切に処理することで美味しく食べることが可能となっています。